それこそいい年をして何が”いい子でいなくては”かと自分でもおかしいのですが、幼い頃の経験は本人の記憶に残っていなくても、案外影響があるのではないでしょうか。
そこで、子どもに大きな変化を経験させざるを得ないときには、その年齢の子にわかるように話をする事は大切と考えます。たとえば私のように養子になるとか、親が離婚、又家族の誰かが重い病気や怪我、突然又は長い間親が家を留守にしなければならないときなど。
大人は自分の事で一杯一杯で、しかも子どもには話してもわからないだろうとか、そのうち気がつき慣れるだろうとか思いがちです。でも、突然の大きな変化は子どもの中でやはりトラウマになることはあるはず。
内容までははっきり理解できなくても、自分の周りにおきるかもしれない変化を親が説明してくれていて、一人ぼっちではないと伝わればそれからおきることを受け止める助けにはなるはず。
3才児は大人が思うよりいろいろなことを理解し感じています。ごまかしや嘘ではなく目を見て伝えようとすることが、その子にきっと役に立つと思います。
(2020.6.7)