大学院の夏期講座で「レジリエンスをはぐくむ子育て」について2日間、来日されたアメリカの本校のスーザン・リーガス教授の講義を受けてきました。
レジリエンスとは「立ち直る力、ストレスや逆境に対処できる能力」のことです。つまり、打たれ強さ。
同じ経験をしてもそれによって具合の悪くなる人と、さほどの傷が残らないように見える人が居るのはなぜだろうという日頃の疑問に少し答えが見つかりました。
なるほどと思うことがたくさんでした。
印象に残ったのは
人は最初は他の人にどう評価され受容され愛情を受けるかで自己意識をはぐくんでいく。成長していくと言うことはこのような自己意識から本当の自分は?と疑問を持ち克服していくこと。
そのためには親は
1.子どもに失敗を許す
2.子どもが親離れしていくのを許す
3.子どもに不安や葛藤を経験させるのを恐れない
4.子どもに過剰反応したり回避したりしない
5.しなければならないことはがんばらせる
自分を知り、自尊心を持ち、その上でそれを保ちつつ人とつながるバランスがとれる人。
子どもたちをそう育てたいなら、親がまずそれをしなくては、そしてその親の伴走者になろうとする私がそうしなくてはならないのですね。
(2012.8.14)