8日間のサンフランシスコ研修から帰ってきました。大学院が最も力を入れている授業です。内容はサンフランシスコ市内のさまざまなカウンセリングを行っている施設見学をし現場の話を聞いてレポートをまとめるもので、目標はこれから自分たちがどの様に日本で働くかを考え原動力を与えるためと考えられます。
普通観光で見るのとは異なるサンフランシスコ市の部分を見ることが出来、その組織の有機的なこと、予算規模の大きいこと、それぞれの組織がネットワークで繋がっているさまを見てきました。
今回私が見学できたのは、主に母子家庭を中心としてカウンセリングサービスを行っているNPO,3歳以下の子どものいる家庭に出向いて家族・親子のセラピーを行ったり、それに携わる人をトレーニングするプログラム、サンフランシスコ児童虐待協議会の3カ所でした。いずれも働いている人達の熱意、自治体や企業や個人がそれをバックアップしようとしている様が共通していて、引き比べ日本は・・・と正直なところうらやましく思いました。
でもそれぞれの歴史を聞いてみると、どの組織も初めは数人のボランティアがこれは必要だからと、細々と始めたことが今に繋がっているらしいのです。ないないと文句を言ってばかりいないで自分の出来る事からまず始めてみる、必要なのに足りないと思ったら自分がそれをやってみればいいらしいと気が付きました。
自分のやれそうなことはなんだろう、少しずつ積み重ねていこうと思っているところです。
(2010.9.8)