ヒブワクチンに続いて、肺炎球菌ワクチン、サーバリックスと次々新しい予防接種がでてきて小児科医である自分でさえ感心している状態ですから、一般の方々に広まるのはもう少し時間がかかりそうです。

開業した頃の30年前とは病気は様変わりしました。これでヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが行き渡ったらまた一段階変わるのでしょう。

早く全員に受けてほしいのですが、費用のことになると説明のトーンが落ちます。ワクチンが高くて親御さん達が大変なのが分かるのに、これ以上安くは出来ないし困ってしまいます。

  予防接種について急に問い合わせが増えるのは、マスコミで取り上げられた時で、しかも初めてのお子さんの親御さんからがほとんどです。

アメリカでも以前は兄弟姉妹のいない子どもの方が、いる子どもよりもすべての予防注射を受けている割合が高かったそうで、この問題が「コダック(Kodak)症候群」によるという見方もあると、ある情報誌にありました。何か新しい疾患か??とよく読みましたら、「コダック症候群」とは家族アルバムに一番年上の子どもの写真が。妹や弟よりもたくさんあるというものだそうで、予防接種もこれと共通点があるということでした。自分でも思い当たるふしもあります。

二人目以上の子どもに予防接種を受けさせるのは時間的にも経済的にもたいへんですから。

アメリカでは予防接種の公費負担を増やしたところ、この差が減ったのだそうです。

日本でも早くすこしでもいいから公費負担をふやしてほしいものです。そのためには当事者である親御さん達から当局やマスコミに働きかけて貰うのが一番効果があるのですが、なかなか一つにまとまるのは難しい様です。ヒブワクチンの導入には髄膜炎でお子さんを亡くされた方々などの親の会が大きな力として働いたのです。何とかならないかとぼやきつつ、目の前の親御さんに、子ども手当が出たら予防接種にあてるというのはどう?と勧めています。

(2010,2,23)

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